第3回ゲームアイデアコンテストのグランプリ作品「こじつけ( ᐛ )IQとりとり合戦」を作成された 中江ほのかさんにお話をお伺いしました。
中江ほのか
静岡文化芸術大学3年生。幼い頃からトランプやカルタなどアナログゲームに興じ、小学校高学年より任天堂 Wii, 3DSなどのデジタルゲームに熱中。ゲーム会社へ入社するために芸術大学へ進学し、UI UXを専攻。現在はデザイン、グラフィック、写真、立体造形など幅広く勉強中。
—ゲームアイデアコンテストに応募したきっかけを教えてください。
大学2年生の夏休みにゲームコンテストに応募してみたいと思い立ち、調べてみるとゲームアイデアコンテストが開催されていました。丁度自分がやりたいジャンルであったため応募しました。
—応募していかがでしたか?苦労した点、自分なりに工夫した点、上手くいった点などありましたか?
一番苦労したのはカードを具体化するところです。企画段階では点数を奪い合えば面白いかな、程度の考えでした。試作品を作るにあたって、カード枚数を合計40枚とし、どうしたら盛り上がるかをまず一番に考えました。勝ち負けのバランスを取ったり、点数配分の調整などが難しかったです。
中学生の頃からネットのゲーム実況をたくさん見ていたので、その知識を活かせました。点数を調節するためにいろいろな友人にテストプレイしてもらいました。そして、プレイする人によって楽しみ方が変わるようにさまざまなカード、得点パターンを試しました。
時間をかけて調整したため、小学生からお年寄り、友人、家族まで楽しんでもらえるゲームになったのではと思っています。
—コンテストへの応募を通じて自分の成長を感じられましたか?
今までゲームを最後まで完成させたことがありませんでした。大学の授業でゲームデザインのプロトタイプを作っていたので、ブラッシュアップすればと安易に考えていました。今回のゲーム制作を通じて、より作品を質の高いものにするためにリサーチしたり、改良に改良を重ねたり、多くの人に協力いただき、改めてゲームを完成させることの大変さを知りました。
さらに今回のコンテストでは自分の作品を動画でプレゼンする必要がありました。自分の作品を分析したり、どうしたら良さが分かってもらえるか、思考を重ねました。この経験も、今後の自分にとって、とてもプラスになったと思います。
—小さいころからゲームが好きだったそうですね?
はい。小さいころからゲームが好きでした。任天堂のWii, 3DSなどを小学生時代にプレイしていました。親がデジタルゲームにネガティブで買ってもらえなかったので、お小遣いをためて買いました。それまではトランプやカルタなどを家族で遊んでいました。ゲーム以外では、絵を描いたり、モノを作るのが好きでした。遊び始めると没頭するタイプ。そのうち、自分の作品を人に楽しんでほしいと思うようになり、いつかゲーム会社に入りたいと小学生の頃から考えていました。
ゲーム会社に入社するために芸術大学への入学を目指し、デッサン、デザイン構成を学びました。大学でUI,UXの他にグラフィック、写真、立体造形など幅広く勉強し、ゲーム会社での志望職種を調べています。今まで学んできたことが、アナログゲームの制作に生きたと思います。
—グランプリを受賞したことは中江さんの今後のキャリアに影響がありますか?
コンテストに応募して作品を完成させたこと、更にグランプリまで受賞できたことで自信がつき、ますますゲーム会社へ入社したいという気持ちが強くなりました。
—中江さんにとってゲームアイデアコンテストとは?
試行錯誤を重ね、いろいろ経験を積むことで、自分自身を成長させるいい機会だと思います。