第4回ゲームアイデアコンテストのグランプリ作品「Cacta Stack」を作成されたチームカクタスの佐々木さんと小林さんにお話をお伺いしました。
佐々木 舞
札幌市立大学デザイン学部デザイン研究科博士前期課程1年生
卒業後はエンタメ業界の企画職を志望小林 臣綸
札幌市立大学デザイン学部人間情報デザインコース4年生
4月からはWebsite制作会社のディレクターとして就職予定
—ゲームアイデアコンテストに応募したきっかけを教えてください。
佐々木さん 2年前からボードゲーム制作に興味があり、コンテストに応募を始めました。その際に本コンテストについても知りました。アナログゲームのコンテストは数も多くないため、貴重な機会だと思い応募しました。
佐々木さん 大学では協創ゼミに所属しています。「協創」はいろんな人と関わりながら一緒に物を作っていくこと。ジャンルは定められておらず、成果物を作るというよりみんなで意見を出し合うプロセスを重要視しています。
ボードゲーム制作はゼミ活動にも役だつのではと考えて、同じゼミの後輩の小林さんにお声がけしました。
–結果を受けて、感想を教えて下さい。
佐々木さん グランプリを受賞できたことはとてもうれしかったです。ボードゲームを作ったことはありましたが、人に遊んでもらったり、感想をもらったことが無かったので。
小林さん 他の作品も面白そうだったので自分達の作品がどの程度評価されるか、ドキドキ、ワクワクしていました。特に「面白い」、という感想がうれしかったです。
–作品に関して、特に工夫した点や、上手くいった点、苦労した点などを教えて下さい。
佐々木さん ボードゲーム作成で一番重要視したのは、一言でゲーム内容を伝えること。プレゼン資料の作成時に特に気を付けました。ここが上手くいったことが大きかったと思います。
最初からバランスゲームにしようと思っていました。サボテンの形にすると丈夫になるとの情報があったのでサボテンを意識していました。
小林さん デザインのポップさ、キャッチーさが気にっています。ストレートにサボテンではなく、言われてみるとサボテン、という抽象的なデザインがかわいく、程よい仕上がりと思っています。
作成時に、つまらない場合につまらないとストレートに言い合える関係で、妥協しなかったことが良かったと思っています。
–今回の作品の今後の展望について、考えていることはありますか?
佐々木さん 作品のブラッシュアップはしていきたいと思います。ただ、作品の制作には時間、工数がかかるので、販売については考えていません。
小林さん お題カードについては、量、質共に高めていきたいと思います。
–ゲームアイデアコンテストに参加した感想を教えてください。
佐々木さん 他にもゲームを作っている人がいることが分かり、いい刺激になりました。
小林さん 人と一緒に物を作るのことの難しさを改めて実感しました。